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ピアニストのお客様に教えていただきました!

先日、お客様のお宅でエアコンの工事をさせていただいた時のことです。その方の奥様は、イタリアでピアノ留学をされた経験のある本格的なピアニストの方で興味深いお話をたくさん伺うことができました。

世界には三大ピアノコンクールというものがあるそうで、その一つがフレデリック・ショパン国際ピアノコンクール。これはショパンの曲を題材としたピアノ奏者のためのコンクールで、ショパンの生まれ故郷であるポーランドで5年に一度開催される世界最古のコンクールだそうです。

もう一つはチャイコフスキー国際コンクールです。これはロシアで4年ごと行われます。三つ目は、エリザベート王妃国際音楽コンクールで、ベルギーで不定期に開催されているようです。

奥様のお話しでは、ピアノのみというのはショパン国際ピアノコンクールだけで、他のコンクールは声楽やヴァイオリンなどもあるらしいです。また、ショパン国際ピアノコンクールでは、技術はもちろん、精神的なものも求められるようで、私は計り知れない奥深さがあるのだと感じました。

それから、さらにおもしろいお話がありました。赤ちゃんの産声、あの「おぎゃー」という声です。産声は調律の基準になっているらしいのです。諸説はあるようですが、子どもの産声は全世界共通で、その音程が「ラ」の音になっているらしいのです。

音階の呼び方についても学びがありました。「ドレミファソラシド」はイタリア語ですが、日本語の和名だと「ハニホヘトイロハ」となり、このなかの「イ」が「ラ」の音にあたるようです。ドイツ語だと「ツェー、デー、エー、エフ、ゲー、アー、ハー、ツェー」です。

子どもの頃、音楽の授業で「ハ長調」や「ロ短調」といった言葉がありましたが、この和名から来ているらしく、生まれて64年目にして、音楽の奥深さを知りました。自分の専門ではない分野から、新しい知識や考え方を知ることができ、とても勉強になったお客様との会話でした。

 
鈴木通信を読み続けてくださるお客様からこんなご報告をいただきました。
その方は、88歳(米寿)でピアノを習い始めたということ。耳が遠くなってきたことをきっかけに、新しい挑戦を始められたそうです。先日、譜面が読めるようになったというご連絡をいただきました。いくつになっても挑戦を続ける姿勢に、私は感銘を受けました。お客様の姿を見習い、私も「まだまだ頑張らなくては!」と再認識いたしました。

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