映画『人はなぜラブレターを書くのか』を観てきました!
先日、妻と映画『人はなぜラブレターを書くのか』を観てきました。
この鈴木通信で何度か書かせていただいていますが、私は実話をもとにした映画や舞台が好きで、本作もそうでした。
皆様は、2000年3月8日に起きた地下鉄日比谷線の脱線事故を覚えておりますでしょうか?実はこの映画は、その事故で犠牲となった男子高校生の遺族のもとに、20年越しに彼への想いを寄せていた女性からラブレターが届いたという実話に基づいた作品です(TVでも取上げられたそうです)。当時17歳の女子高生・小野ナズナは、通学時の電車内で見かける名も知れぬ男子高校生に密かな恋心を抱いていました。進学校(麻生高校)に通いながらプロボクサーを目指す富久信介です。ところが脱線事故により信介は17歳という若さで命を落としてしまいます。
時が過ぎ、古民家ダイニングを営むナズナから、信介の父・隆治のもとへ一通の手紙が届きます。そこには家族も知らなかった信介の青春の日々や真っ直ぐな想いが綴られていました。息子の生きた証を見出した隆治は返信を書き始め、文通を通してナズナがなぜ今になってラブレターを書いたのか、その隠された真実が明らかになっていくというストーリーです。
ちなみに、信介が通っていたボクシングジムは2階級4団体統一王者の井上尚弥さんがいる大橋ジムなのです。そして、当時ジムで共に練習に打ち込み、信介のよき理解者だったのが先輩の川嶋勝重さん。ボクシングを始めるのが遅かったのですが「世界チャンピオンになる」という大きな夢を追いかけ、亡き信介のイニシャル「S・T」をトランクスに刻んで試合に挑み、本当に世界王座を掴み取りました。この映画の主役は川嶋さんではありませんが、亡き後輩の想いを背負い、執念で夢を叶えた川嶋さんの姿は、もう一つの物語として私の胸に深く刺さりました。諦めずに真剣に生きる人の想いの強さに心から感動しました。
信久の先輩である川嶋勝重さんは市原市の出身です。20歳を過ぎてからボクシングを始めました。大橋会長からあまりにもセンスがないので何度も入門を断れましたが努力を重ね、ついに世界チャンピオンにまで上り詰めました。その努力は私には想像もつきません。でも、目標を持つ事の大切さを改めて思い知らされました。また、ナズナは農園カフェを営んでいますが、その店は千葉県にあったようです。見慣れた田園風景が出て来ます。この辺りも親近感がわきました。機会がありましたら是非ご鑑賞ください。
